こんにちは♪
南カリフォルニア在住/実践アロマ講師
野村アサミです。
さて、今日はこちらの記事の続きになります。
前の記事のおさらい
↑の記事をちょっとだけおさらいすると
新年度を迎えるにあたり、子どもたちの心ってママが思う以上に大騒ぎをしています。
新しい学校、新しい先生、新しいクラスメート・・・
さまざまな「新しい」に心も身体も慣れるにはそれなりの時間が必要です。
そんな新年度、新学期に子どもたちが気分良く学校に行けるよう、
この時期に取り入れてもらいたいアロマを2つの時期に分け、
前回の記事では、最初の時期(初日から2,3週間まで)の、朝、夜に出来るアロマ活用法をご紹介しました。
次の時期《2,3週間頃から1ヶ月半》に身体に起こること
今日はその次の時期についてです。
次の時期というのは、「新年度」「新学期」が始まって《2,3週間頃から1ヶ月半》の期間をいいます。
(この期間というのはあくまで目安です。お子さんの様子を見ながら、時期はアジャストしてください)
「新年度」「新学期」も2,3週間も経てば、ようやく学校内の「新しい」にも慣れ始め、普段通りのお子さんに戻りつつある頃ではないでしょうか。
この慣れてきた頃というのが実は気をつけなくてはいけない時期なんです。
この時期は、一気に体調を崩す子どもが多くなります。
たとえば、以下のようなケースってよく聞くと思います。
- 何ヶ月もかけたプロジェクトがようやく終わったと思ったら寝込んでしまう。
- お盆の帰省で実家に帰った途端に体調を崩す。
- あんなに楽しかった旅の後、家に戻ってきた瞬間に倒れてしまう。
これらのケースと、学校に慣れてきた子どもたちが一気に体調不良になることは
《カラダ目線》で言うと同じことを指します。
・緊張している時。
・不安な時。
・気が張っている時。
・興奮状態の時。
こういう時は、自律神経の働きである交感神経が常にスイッチオンで、背筋ピーーーン状態。
身体はカッチンコッチンのイメージです。
ほんの数日ならまだしも、例えばこの状態が数週間続いたとします。
そうなると、身体のバランスが崩れ、交感神経の反対側にいる副交感神経に強制的にスイッチオンしてしまう。
それが「寝込んでしまう」「体調を崩す」「倒れる」という状態です。
「寝込んでしまう」「体調を崩す」「倒れる」などの状態に無理矢理でもさせないと、今まで交感神経マックス、背筋ピーンで頑張ってきた身体を休ませてあげることができないから、身体が自らに強制終了をかけてしまうんです。
そして、そのタイミングにウィルスや細菌が身体に入ってきて、悪さをし始め、風邪やインフルエンザにかかったりするのです。
なので、学校が始まって少し慣れてきた頃、《2,3週間から1ヶ月半》の期間に体調を崩すのは、体調管理が出来ていない訳ではなく、それだけ子どもたちは学校という環境に慣れるために頑張ってきたという証拠なのです。
頑張りすぎて、身体を無理させてしまった結果なんです。
頑張ったお子さんに、ねぎらいの言葉を沢山かけてあげてください!
この時期気をつけなくてはいけないことは、ウィルスが身体に入ってもしっかり自分の身体を守ってあげられるよう
「免疫を下げないこと」
そして
「自律神経のバランスを整え、副交感神経にしっかりスイッチオンすること」
この2点です。
この2点がアロマセラピーによって、どう変化するのか見ていきましょう。
免疫を下げない+副交感神経スイッチオンのためのアロマセラピー
まず1つ目の「免疫を下げないこと」
エッセンシャルオイルの中には免疫賦活(ふかつ)作用といって、免疫を活性化するエッセンシャルオイルがあります。
ティートゥリーやラヴェンツァラなどがその代表です。
そして、今回は同時に「副交感神経にスイッチオンする」こちらも一緒に取り入れようと思います。
交感神経が緊張や不安、興奮時に働く神経ならば、
副交感神経は、リラックス時、回復時に働く神経です。
新しい環境に慣れるため、常に交感神経がオンになっている子どもたちに必要なのは、いかにリラックス出来る環境(=副交感神経)を作ってあげられるか。
そして副交感神経にスイッチオンをする一番簡単な方法は「睡眠」です。
最初の時期でも「睡眠」が大事だよーということはお伝えしましたが、次の時期でも「睡眠」はやはりとっても大事なのものです。
まだまだ慣れない学校に、不安や緊張を抱えたままだと、夜泣きや、悪夢を見たり、頻繁に起きてしまうお子さんも多いかと思います。
なので、夜にたっぷりとリラックスして、深く眠れるためのアロマと免疫賦活作用があるアロマを同時に取り入れましょう。
オススメは、
免疫を下げないor元気なままでいるための
ティートゥリーまたはラヴェンツァラのエッセンシャルオイル
+
リラックス効果が高く副交感神経にスイッチオンが出来る
ラベンダーまたはスイートオレンジのエッセンシャルオイルをディヒューザーで焚くという方法です
お使いのディヒューザーの容量によりますが、100mlサイズのもの(写真のサイズ)なら
+++++
ティートゥリー2滴
ラベンダー1滴
スイートオレンジ1滴
+++++
ラヴェンツァラ 2滴
ラベンダー 2滴
+++++
ティートゥリー 2滴
ラヴェンツァラ 1滴
オレンジ2滴
+++++
100mlサイズで4,5滴くらいが良いかと思います。
香りが強いと感じたら、5滴→4滴、4滴→3滴にするなど、調整をしてください。
免疫を下げることなく、かつ副交感神経にもきちんとアプローチするので、
風邪やインフルエンザの時期にもこれらのケアはオススメです。
最近では、アメリカでも日本でも、様々なお店でディヒューザーは売られていますよね。
ご自宅に1つでもディヒューザーがあると、アロマを気軽に楽しむことができるので、
めちゃくちゃオススメです^ν^
我が家にあるディヒューザー達♪
朝、学校に行く前に自律神経のバランスを整えたいならば、
ベルガモットやメイチャンのスプレーを作ってみましょう。
・ベルガモット/メイチャン 10滴から15滴
(単品使いでもブレンドでも構いません。
ブレンドする際は合計の敵数が10−15滴になるようにしてください)
・ウォッカor無水エタノールor消毒用アルコール 5ml
・水 55ml
===〈作り方〉===
①ウォッカor無水エタノールor消毒用アルコールに精油を混ぜてよく振る。
②水を入れて再び混ぜる。
③はい、完成。
ベルガモットやメイチャンは、リラックス作用と同時にリフレッシュ作用もあります。
なので、ハイパーな子はリラックス効果が期待出来るし、
逆にシャイな子は前向きになるような効果が望めます。
+++++
風邪予防を徹底したいのなら、ティートゥリーとラヴェンツァラが入ったスプレーをシュッシュと衣服やバックパックに吹きかけるのもオススメです。
このティートゥリーとラヴェンツァラのスプレーは、実は意外な副産物がありまして。
髪の毛、特に耳の後ろあたりや生え際に吹きかけるとシラミ防止スプレーにもなっちゃいます。
日本では考えられないかもしれませんが、シラミはアメリカの学校ではアルアルですからねー。
・ティートゥリー 5滴から7滴+ラヴェンツァラ 5滴から7滴
合計10滴から14,5滴
・ウォッカor無水エタノールor消毒用アルコール 5ml
・水 55ml
===〈作り方〉===
①ウォッカor無水エタノールor消毒用アルコールに精油を混ぜてよく振る。
②水を入れて再び混ぜる。
③はい、完成。
シラミ予防で使う際には、耳の後ろや生え際付近の髪の毛に直接、数回吹きつけ、軽くもみます。
シャンプーの前にも同様のことをしてください。
以上が、「新年度」や「新学期」を気持ちよく過ごすためのアロマセラピー《次の時期》についてです。
ようやく学校やクラスに慣れてきたなーと思った頃に忍び寄る「体調不良」
せっかくクラスメイトとも仲良くなった頃だというのに、体調を崩して学校を休むとなると、また一から気持ちを立て直して学校に行く必要があり、これがまた物凄く大変だったりもするんです。
そうなってしまう一歩手前で、病院や薬に頼らずとも、家庭で出来る安心な方法で、子どもたちのケアをしてみてください。
作ったand使った感想はいつでも待ってます!